第71話「肉を切らせて骨を断つ」

安産祈願のため永寿宮に呼ばれた皇后だったが、甄嬛の策にはまり子を害した罪で雍正帝より謹慎のお達しを受ける。皇后は第三皇子に望みを託すが、第三皇子は第四皇子の巧みな言葉に乗せられ、雍正帝に八皇弟や十四皇弟を許すよう嘆願してしまう。激怒した雍正帝は第三皇子を八皇弟の息子にすると命じるのだった。ほどなくして宮中で宴席が設けられるが、なんと甄嬛と第六皇子の料理に猛毒が盛られており、孟静嫻が巻き添えとなり命を落としてしまう。毒を盛った犯人は皇后付の剪秋だった。

第72話「明かされる心の闇」

慎刑司に送られた江福海の供述により、皇后のこれまでの悪事が明るみに出る。中でも実の姉 純元皇后を死に至らしめた事実に雍正帝は激怒し皇后を廃そうとする。“烏拉那拉氏を廃してはならない”という皇太后の遺言により廃位だけは免れた皇后だったが、実質皇后としての実権を失う。そんな中、ジュンガル部が再度 侵攻の動きを見せ、新しいハーンの参内が決まる。雍正帝、皇弟ら皇族、甄嬛ら妃嬪たちが迎える中、現れたのは以前 甄嬛と果郡王が山で助けてやったジュンガル部の男だった。

 

第73話「皇帝の疑心」

雍正帝に呼ばれた甄嬛は、ジュンガル部のハーンが甄嬛を嫁がせれば兵を引くという条件を出したことを知らされる。ところが殿内に果郡王が乗り込み、兵を率いてジュンガル部を討つと申し出たため、甄嬛と果郡王は雍正帝から仲を疑われ問い詰められてしまう。雍正帝は甄嬛を軟禁するが、同時に果郡王には甄嬛がジュンガル部に輿入れすると見せかける。甄嬛を救いたい果郡王は玉隠の制止もふりほどき、私兵を率いて甄嬛の輿を追いかけるべく都を出るのだったが…。

第74話「道ならぬ恋の果て」

辺境の地に飛ばされていた果親王が3年ぶりに帰京する。果親王の無事を喜ぶ甄嬛だったが、雍正帝から身の潔白を証明するために果親王に毒酒を与えるよう命じられてしまう。自らの命と引き換えに果親王を救おうとした甄嬛だったが、逆に自分に注いだ毒酒を果親王が飲み干し絶命、そして果親王の葬儀では玉隠も愛する夫の後を追って命を絶ってしまい、甄嬛は悲しみにうちひしがれる。なぜ急に雍正帝が果親王の命を奪わなければならなかったのか、甄嬛は蘇培盛にその理由を尋ねるのだった。 

第75話「最後の復讐」

朝廷では皇太子擁立についての議論が激しさを増し、第四皇子と第六皇子を推す声があり大臣の意見が割れていた。雍正帝は愛する第六皇子に心が向かっていたが、甄嬛は第四皇子のほうが皇太子として資質があると提言する。ある日、甄嬛は侍医より寧嬪が媚薬と辰砂を必要としていることを知る。辰砂は雍正帝の服用する丹薬の成分と共に体内に入れると体を害するという。果親王を愛した女たちは密かに復讐のため動き出していた。

 

最終話「さらば、諍(いさか)い女たち」

弘曕と霊犀が果親王の子ではないかと疑った雍正帝は、夏刈に命じて再度 血液検査を行おうと試みるが、事前に察知した寧嬪が弘曕と霊犀を避難させたため事なきを得る。甄嬛は果親王の子を守ってくれたと寧嬪に礼を言うのだった。寧嬪は病床の雍正帝の息の根を止めるべく、丹薬をすり替えて服用させ、最後を甄嬛に託す。寝床に横たわる雍正帝を冷ややかな目で見つめる甄嬛。いよいよ復讐の瞬間が訪れるのだった…。

 

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